リハビリ支援

テーマ名 : リハビリ支援機器(一人じゃないよ~)

独居高齢者をつなぎ合わせるインターネットコミュニティー支援システムの商品化

事業の目的及び内容

日本では独居高齢者(一人暮らし)の増加が顕著であり、この方々のうつ、認知症などの発症を防止し、身体機能の維持・増進を図ることが急務である。本事業では、独居高齢者と社会のつながりを維持するため、簡単操作でインターネット上に存在する電子3次元空間をゲーム感覚で利用できる入力装置及びシステム導入のための設定支援体制、人的なサポート体制などからなるインターネットコミュニティー支援システムを商品化する。

研究開発の技術的な先端性、革新性

従来のパソコンを使用したゲーム、ケアもしくはリハビリテーション用のシステム機器は一般的に構成が複雑で、高価でもある。また、キーボードの操作も要求される事も多い。高齢者や障害のある方にとっては、使いづらいものである。

本事業では、インターネット上に存在する電子三次元空間を利用し、これを操作するパソコンと各種の機器を結びつけ入力装置(含む専用スイッチ類)を開発することにより、独居高齢者などの社会とのつながりの維持、向上に資する支援システムの構成を小型・簡素化し、コストの大幅な削減を達成している。更に、操作に必要なキーを一箇所に集め、大型および特殊スイッチを採用することなどで高齢者でも簡単操作し易いシステムである。また、この支援システムの導入立ち上げ、サポート、アバター同士での交流の仕組みなども構築する。従って、本支援システムは独居高齢者の孤独化の防止あるいは身体機能増進のためのケア、リハビリのみならず、若年層の引きこもり、障害のある方々の社会復帰の手段などに反映することができるものであり、技術面及び社会面の両方で先端性、革新性を有すると判断している。

実用化によって期待される効果

本事業で完成を目指す支援システムは、セカンドライフに存在する都市をアバターと本装置を使ってシンクロし、散歩したり、ショッピングしたり、観光ツアーを体験したりして、自分の目線でその世界を歩くことが出来る。この世界を見ながら、自然に社会との繋がりが行われていく。視覚から次にどんな風景が展開するのか期待が膨らみ、神経が注がれる。知らずにこの世界に没頭し、コミュニケーション力も順調に向上する。装置及びシステムも安価な価格で提供できるので、個人レベルでも購入可能となる。多くの独居高齢者が安全に参加し楽しみながら孤独化を防止出来るコミュニティー支援システムとして大きな効果を発揮できる。

実用化する製品・サービス等の概要

1)本事業では、インターネット上に存在する電子3次元空間を操作するパソコンと各種機器を結ぶための入力装置を開発し、これを組み込んだ高齢者のコミュニケーション力向上に資する支援システム及びこれに関するサービスなどを提供する。

2)本支援システムは、パソコン操作ができない高齢者でも簡単に、アバターと呼ばれる自分の分身を介して空間内を探索でき、他の利用者と交流を図る事ができる。

3)独居高齢者でも、簡単操作、ゲーム感覚で楽しく継続して社会との繋がり、交流を持つ事が可能となるので、コミュニケーション力が向上し、社会とのつながりも維持出来る。本支援システムを独居高齢者、老人ホーム施設などで活用して貰えれば、孤独にまつわって発生する各種問題を未然に防止でき、今後の日本の高齢化社会の健全な進展にも効果を発揮できる。

市場の動向

独居高齢者(一人暮らし)は他の世帯と比べて健康や生活費などの心配を抱えている人が多く、内閣府の調査でも「友人との交際が少ない」「日頃の会話が少ない」と回答する割合が高くなっている。そのため、我が国政府は、高齢者の孤立を防ぐため、働く機会を増やしたり、地域に交流の場を設けたりすることを主導している。今後、高齢化社会が確実に進む日本では社会交流のある人間らしい生活を維持するためには、地域社会のネットワーク作りが必要とされる。本事業で開発する支援システムは、独居高齢者の孤独防止、社会とのネットワーク作りに大いに貢献できるものであり、今後、新たな需要が期待できる。

 

仮想世界(セカンドライフ)を使って、独居高齢者やリハビリを行う支援システムを開発いたしました。会話をしたり、歩行訓練をする事が出来ます。

こちらの装置は特許取得済みです。
登録実用新案 第3150731号

20101004142905